いじめ

大阪府吹田市で小学生が1年半以上もいじめを受け、骨折などの被害を受けていた事案がニュースなどで話題になっています。また、いじめのアンケートで被害を訴えていたにも関わらず深刻に受け止めず、いじめを放置していたことがさらに学校への批判を強めています。

ネット記事によると被害児童だけでなく、そのきょうだいにも悪口などを言っていたようです。

階段の途中で押されたほか、ランドセルを背後から引っ張られて転倒させられそうになったり、傘やほうきでたたかれたりした。また男児らが家に入り込んで、女子児童をトイレに閉じ込めたこともあった。男児らは女子児童のきょうだいにも悪口を言った上、女子児童に「先生に言ったらきょうだいにボールをあてるぞ」と脅したという。

毎日新聞:https://mainichi.jp/articles/20190614/k00/00m/040/015000c

平成25年に「いじめ防止対策推進法」が成立してから6年が経ちます。ようやく、いじめに対しての感度が少しずつ高まってきたかなと思える部分もありますが、このようなニュースを見るとまだまだだなと思わされます。

いじめの定義は時代によって色々と変わっていますが、現在は、

  1. 一定の人間関係のある他の児童生徒が
  2. 心理的・物理的な影響を与える行為を行い
  3. 対象児童生徒が心身の苦痛を感じている

と、いじめと判断することになっています。

学校などでは「いじめを積極的に認知すること」で、重大事案(身体的・金銭的に被害が出ること)を未然に防ごうとしていることが多いです。ちょっとしたことを見逃す・無視することで大きなことに繋がるので、この心がけも大切です。